【レポート】11月27日(日) 三浦綾子文学講演礼拝

今回もまた、「道ありき」から三浦綾子さんへ影響を与えた人々について話がされました。

10時~ 礼拝・講演

①見知らぬ人々
三浦綾子さんは葉山教会の宮崎牧師が主宰する月刊誌「さけび」を全国の療養者に無料で自身の手紙を添えて送っていました。

やがて、大変な境遇の人生を送っている療養者の方々との文通を通して、一枚の葉書きで感謝され喜んでもらえるということが分かりました。

そこから、人を慰めることは自分を慰めることであり、人を励ますことは、自分を励ますことである

という平凡な事実を、身をもって知ったと語られており

見知らぬ人たちとの交わりを通して、強められていくことが語られていました。

②三浦光世
ある時、亡き前川正さんによく似た三浦光世さんが綾子さんを見舞いにやってきます。

帰る時、彼は綾子さんのために祈ります。その祈りは綾子さんの命が助かるなら自分の命を捧げても良いという祈りでした。

この祈りに綾子さんはとても感動しました。

「この時までわたしのためにこのような祈りをしてくれた人は一人もいなかった。

そしてまた、わたし自身も、人のために命を上げてもよいなどという祈りなど、未だかつてしたことがなかった

綾子さんと光世さんの出会いが神様によって導かれ、ここから2人で共に結婚し、歩んでいく姿が書かれています。

③五十嵐健治
三浦綾子さんにとって、神様が西村先生を天に召した代わりに、一人の信仰の導き手を与えてくださいました。

「私たちの神様は備えてくださる神様なのです。

いいことも悪いことも、神様が私たちのために、ちゃんと準備してくださっているのです。

私たちの目には悪いように見えることも、結局は、良かれと思って備えてくださっているのです。

全ては神様がお備えくださっているのですから、こんな感謝なことはございません。」

ヨナ書を開き、先生が綾子さんに語った言葉です。

私たちの人生は他人と比較したり、悲嘆に暮れたりしてしまうこともあります。

しかし、それは神様に与えられ、備えられた道であります。

それが最善の道であるということを信じて歩むことが大切であると教えていただきました。

そしてその人生を輝かせていくことが私たちの使命であると知ることができ、感謝しました。