新型コロナウイルス感染症対策のもと、仙台聖泉一本杉キリスト教会で三浦綾子文学講演会が行われました。
10時~ 礼拝・講演


三浦綾子読書会顧問の長谷川与志充先生が、三浦綾子氏の代表作「道ありき」についての講演をしてくださいました。新しい方も2名来られ、幅広い年代で共に学ぶ時が与えられました。
今回は「道ありき」のイントロダクションとして、本書の土台となる三浦綾子氏のデビュー作「氷点」が伝えるメッセージについて取り上げられました。
氷点の登場人物を通して、「人間にとってなくてはならないもの」を捉えることができると語られました。
それは、人生の目的・自分の存在価値・罪の赦し・将来の希望です。これらを掴み、生きることが救いであり、本当の意味で人生が豊かになっていくと教えていただきました。
実際に三浦綾子氏は人生の目的が分からなかったと「道ありき」の中で明かしています。そこから人生の目的をどのように見出していったのかは次回以降の講演で語られる予定です。


☆参加者のコメント☆
わたしは小説が好きで色々な本を読みましたが、三浦綾子さんの本はほとんど読んだことがありませんでした。難しくて自分には理解できないのではないかとも思っていました。しかし、この読書会を通して三浦綾子さんの本が自分自身の人生になくてはならないものとは何かを考えさせられる素晴らしい作品であるということがわかりました。私たちが迷いの中にある時、人生の目的、希望は何かと答えを求めている時、その答えが三浦綾子さんの本を通して教えてもらえるのではないかと思い、今後沢山読ませていただきたく思いました。また参加させていただきたいと思います。(Mさん:20代女性)